去年の暮れ頃だったか。
「先生、アトツギソンって知ってる?」と、四十代の旅館の五代目女将に尋ねられました。
これが私のベンチャー型事業承継との出会いです。
この若い女将はベンチャー型事業承継という考え方と出会って、活き々と事業承継に取り組んでおられます。
これまで“創業”は行政もマスコミもスポットライトを当ててくれ、支援も多かったわけですが、
事業承継はあまり日の目をみませんでした。
アトツギにとって事業承継には事業基盤が既に存在するという有利さはありますが、出来上がった枠の中での事業活動という制約も多く、創業同様苦労の多いものです。なんか不公平だなと思っていたところに、ベンチャー型事業承継という考え方と出会いました。
受け身でなく、事業基盤を活かして”攻める”という事業承継。”ベンチャー型事業承継”というネーミングは新しいですが、昔からそういうものはあったのかもしれません。
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