昨年10月浜松商工会議所で行われたM&Aセミナーにご登壇くださったM&A経験企業経営者の方のお話は、生々しくて大変参考になりました。先日、静岡商工会議所で行われた「事業承継で企業の成長を考えるセミナー」も印象にのこる貴重なM&Aの経験談をあますところなくお聞かせくださり、静岡まで行った甲斐がありました。やっぱり「経験者は語る」は響きます。ともに、静岡県事業承継・引継ぎ支援センターの主催です。
その中で、MCの方が「事業承継で大切なことは、コミュニケーションとリスペクト」とまとめられていたのが印象に残りました。確かにその2点は親族内承継でも、第3者承継でも、常に当事者は肝に銘じておくべきことがらですね。
第3者承継(M&A)の場面に何度か立ち会ってきましたが、初対面の企業経営者が事業の売り買いをするというのは、真剣勝負のヒリヒリする場面です。商人の本性というか、矜持を試される場面でもあります。私も商人の端くれですので、第3者承継の現場は学びの多い場面であり、そんなこともあって、第3者承継の支援はしんどい作業を伴うのですが、声がかかればお手伝いさせていただいてます。
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